家を建てて思うこと

先日、入居2年後の家の点検がありました。点検するのは、設計担当の方でした。本当に状態をよく知る人に見てもらう安心感。家を建てる依頼先の重要性は、そのときだけだけでなく、建築後にこそより強く感じることが多くなることを実感しています。
また住宅の場合、性能表示証明を取るために、第三者機関の厳しい検査に通っている基礎と建物であることも、長く住み続けられる家という高い安心感の大きな要素の1つとなっていることを感じます。
一生住むための家を造る。今思い返すと、他の業者とほとんど比べることもなく、「みどり建設」の野尻さんを信頼したことから始まったような、我が家の一大事業でした。腕の良い大工さんを紹介され、それならと依頼することを決めてから考え始めた家づくりのこと。自分たちが住みやすい家にするために、まず手に取ったのは住宅改修関係の本でした。長い間に変化する状況に、なるべく手を加えずに済むような家。そのために、デザインよりも機能を重視することを中心に家を考えていきました。「注文住宅だから、何でも言って下さい。」との野尻さんの言葉に、初めての家造りでもあり、なるほどと妙に納得。と同時に、だから何でも言えることを知ったような気がしました。依頼する時期を近くに始まった、初めての家造り。後になって、注文住宅だから自分の思い込みでも、直接その意思が反映されて家は建つことに気が付き、設計担当の経験やそれらを修正に持って行く技量なども大事なことを強く感じました。幸い私たちの場合は、設計担当さんに思いを上手にまとめていただき、打ち合わせも楽しく順調な仕事の運びでした。
先日、同じ時期に家を建てた人に偶然会い、家に何%満足しているかと聞かれました。改めて考えてみると、間取りは私たちに都合良く、生活のしやすさを折々感じています。またエアサイクルで得られる外気に対応した程よい生活環境は、とても快適で気持よく生活しています。内装や外装についても、私たちの好みの形に過不足なくまとめられていて、細部にわたり愛着の持てる家です。「みどり建設」の野尻社長や設計担当の方には、いろいろなことに誠実に対応していただいています。建物全体を創る技術にも、信頼できています。ということで、こちらが事前にもう少し考えられたら良かったかなと思うところは数点あるものの、住んでいて喜びを得られる我が家には、大変満足しています。
住まいが建つまでは、本当に時間に追われ、初めてのことばかりで無我夢中でした。でもそれも終わって2年経ち、これから何十年先の我が家がどうなっているか?の答えを楽しみに住んでいくことになると思います。これからの長い年月、「みどり建設」さんには何かとお世話になると思います。もちろん、より良い状態を保っていくために、私たちも家を大事に扱って、楽しく長く住み続けたいと思っています。
家を建てる依頼先とは、「末永くお互いに気持よいお付き合いを続けていく。」建てた後に、そのような関係の持てる相手を得ていることが、人生の中での大事業である家造りには本当に大事なことかと2年経った今、そのような気がしております。