<躯体を残して全面リフォーム>
昭和50年ごろに建てた鉄筋造りのお住まいをリフォームされたTさん。Tさんのお住まいは鉄筋と木造の2棟続きで、鉄筋はキッチンやリビングなどご家族の生活の場、木造は玄関や仏間、客間など来客用のスペースにゾーニングされています。「木造の方は平成17年にみどり建設さんで新築していただきまったく問題ないのですが、鉄筋の方は冬寒くて夏暑いのが体に堪えてきまして…。動線など不便な面も出てきたので、みどり建設さんにリフォームをお願いしました」とご主人。診断の結果、今の暮らしに合わせて空間全体を見直すこととなり、躯体は残しての全面リフォームとなりました。
<キッチンの隣に家事室を新設>
今回のリフォームは、主に生活の場が中心のリフォームとなりました。そのため、もっとも重視したのが動線づくりです。キッチンとダイニングの間にあった壁を取り払い、広々とした空間に。キッチンは使い慣れた配置はそのままに、最新のシステムキッチンへとリフォーム。ビルトインの浄水器、昇降式の食器乾燥機がついており、より機能的になりました。さらにキッチンの横には家事室を造りました。「エコキュートを置くボイラー室の一角にカウンターを造りつけにしてもらって家事スペースにしました。洗濯機も置いて物干しスペースも兼ねているんですが、エコキュートの熱で洗濯物の乾きも早いんです。乾いた洗濯物は新設してもらったカウンターでアイロンがけできるようになり、家事の効率がとても良くなりました」と奥さま。家事室は脱衣室にも一直線でつながっており、スムーズな動線を生み出しています。キッチンリフォームに合わせてお気に入りだったダイニングテーブルと椅子もリペア。細かな対応ができるのも、腕のいい大工職人がいるみどり建設ならではです。
<暖かくて機能的になったバスルーム>
バスルームは、タイル張りのお風呂からシステムバスへとリフォームしました。「浴室に暖房をつけ、入浴前に暖かくしてから入れるようにしたので、ヒートショックの心配がなくなりました」とご主人。以前はジメジメしており、天井にカビが生えることもあったと言いますが、「窓と換気扇をつけてもらい、湿気がこもらなくなりました。掃除もしやすくなり、快適ですね」。さらに一体となっていた脱衣室と洗面室は仕切って独立した空間に。「誰かが着替え中でも洗面室を気兼ねなく使えるようになりました」と利便性も増しています。
<生活空間も一新>
リビングはインナーサッシを入れて、壁はクロスから漆喰の壁へとリフォーム。TVボードやCDをディスプレイする棚も造作しました。リビングの製のドアも補修。「ドアは以前新築したときに父がこだわったもので、ダイヤカットガラスを使ったどっしりとした造りの特注品。新たに造ると何十万円もすると言われました。猫がひっかき傷をつけてしまっていたのを、金物で補修してもらいました」と、愛着のあるドアも受け継ぐリフォームとなっています。
階段は片面の壁をなくし、無機質だった箱型階段から木づくりのオープン階段へとリフォーム。階段の子柱が手すりがわりにもなり、安全性も増しました。2階の息子さんのお部屋は、白を基調とした独創的なインテリアに。棚板を斜めにした本棚や隠し扉のような収納など、デザインを重視したこだわりのインテリアを完成させています。
施主様のご感想
暖かく、暮らしやすい家になりました。

みどり建設さんは、友人の建築士に紹介してもらったのがご縁の始まりです。「家は一生モノだから、長くつきあえる住宅会社を」という友人の推薦どおり、何かあれば気軽に相談に乗ってくださる頼もしい存在です。細かな修繕を含めるとこれまでに15〜16回は工事をお願いしています。
リフォームしていただき、まず実感したのが冬の暖かさです。壁に断熱材を入れ、窓にインナーサッシを入れてもらったことで断熱性が増し、以前は朝起きると寒かったですが、今は寒さを感じません。夏も以前は蒸し風呂にいるようでしたが、涼しく過ごすことができました。以前があまりに寒かったので、リビング、ダイニングにそれぞれエアコン・蓄熱式電気暖房器を入れてもらいましたが、1台で十分に快適です。家事動線も良くなり、手すりなど安全面にも配慮したリフォームで、毎日がとても暮らしやすくなりました。