<愛着のある庭を残してリフォームを>
昭和39年に建てたお住まいをリフォームされたMさん。老朽化と耐震性が気になってリフォームを考えるようになりましたが、実際にリフォームするとなると、生活動線など不便な点も気になるように。「どうせなら間取りも含め、全体的に改修しようということになり、みどり建設さんにご相談しました」。当初はお建て替えも検討されましたが、Mさんのお住まいには、ベニシダレやコブシ、モミジなど四季折々の表情を見せる見事なお庭があり、「愛着のある庭には手を加えたくなかったんです。建て替えるとなると、庭の位置や形が変わってしまうので、躯体はそのまま残しての全面リフォームすることにしました」。
<間取りを変更、暮らしの質を高めるリフォームに>
Mさん邸では、リフォームにあたって間取りを変更しています。まず、お庭に面した応接間スペースをダイニング・キッチンに変更。ご家族がゆったり過ごせるよう増築してスペースを広げ、出窓を設けてお庭を楽しめるようにしました。キッチンはL型壁付けで、アイランド型のワーキングカウンターを設けた使いやすい設計です。システムキッチンはパーツごとに色を選べるタイプで、カラフルな色づかいに奥さまの遊び心が存分に発揮されています。
以前ダイニングがあった場所は娘さんのお部屋に、キッチンだった場所はランドリールームに変更。ランドリールームはバスルームに面しており、家事動線もスムーズに。タイル張りだったお風呂は最新のシステムバスにし、ミストサウナやi-podの音楽が聴けるサウンドシステムも導入。暮らしの質も高めるリフォームとなりました。
<書庫・書斎スペースも新設>
蔵書が多く、その収納スペースを確保したい、というのも今回のリフォームの課題でした。そこで8畳の和室を書庫へとリフォーム。書庫を設けることで、いろいろな部屋に分散している書物を一部屋に集めました。書庫は床を補強してスライド式の書棚を入れ、小さな図書館といった趣に。中で読書もできるようデスクも設置しました。蔵書は児童書や絵本も多く、遊びに来るお孫さんにとっても、勉強したり本を読んだりと、お気に入りのスペースになっているそうです。
また、書庫の隣にあった二間続きの和室は、一室をご主人のお部屋へとリフォームしました。庭に面する窓辺にはテーブルを置いて書斎スペースにしたり、お好きな音楽を楽しめるようスピーカーシステムを導入したりと、充実したひとときを満喫できる空間を実現しています。
<耐震・断熱工事で安心・快適に>
Mさん邸では耐震工事も行っています。耐震診断士による診断に基づき、筋交いを入れて接続部分を金物で補強。耐震性を高めています。また、耐震工事と合わせて断熱工事も行っています。壁、屋根、床には発泡ウレタンフォームの断熱材を吹き付け、しっかりと断熱。開口部から熱が逃げないよう、窓にはインナーサッシを入れました。防音性も高まり、「家の隣に工場があるんですが、音が気にならなくなりました」という嬉しい効果も。エアコンの効きもよくなり、省エネ効果も発揮しています。
施主様のご感想
職人さんの仕事ぶりに感動しました。

以前の住まいは生活動線に無駄が多く、収納面でも不十分でしたので、耐震・断熱も含めた全面リフォームをお願いしました。今の暮らしに合った暮らしやすい間取りをご提案いただき、満足しています。
職人さんの仕事ぶりも素晴らしかったですね。たとえば壁を漆喰にしてもらったんですが、左官職人さんから「塗り方で雰囲気が変わりますが、どのように塗りましょうか?」と提言してもらうなど、細かな部分まで気配りがありました。畳職人さんが寸分の狂いもなくピシリと畳を入れる姿にも感動しましたね。生活している傍らでのリフォームでしたので大工職人さんとも仲良くしさせていただき、愛犬・優太の犬小屋を造ってもらうなどお世話になりました。おかげさまで快適な住まいとなり、感謝しています。