福井県福井市の住宅工務店。
子育てに理想の家、新築、リフォームなど、幅広く対応しています。
土地の流れを図で示すと、下記のようになります。
土地情報は、仕入れに強い不動産会社さんに集まり、その不動産会社さんから、販売に強い不動産会社、もしくは住宅会社に情報が流れるようになっています。
仕入れに強い不動産会社が考えることは、「いかに早く土地を売るか」ということです。
土地の売買を成立させることで手数料を稼ぐ不動産屋さんからすれば、早く売れる方が当然いいからです。
早く売るためには、売れそうな土地の情報をピックアップし、その情報をたくさんのお客様を抱えている、地元で実績のある住宅会社に提供するのが一番です。大半はそこで売れてしまいます。
要するに、インターネットや広告に掲載される前に売れてしまっているのです。
そこで売れなかった土地は、インターネットやチラシに掲載し、買いそうなお客様を見つけようとしているわけで、インターネットやチラシを見続けるだけでは、なかなかいい土地が実は見つかりません。
いい土地を見つけるためには、土地の流れをよく知ることが重要なのです。
「駅やバス停に近く」「買い物に便利で」「学校にも近く」「価格が安い」「大きさも手頃」・・・・・
こんな土地は、それこそ掘り出しものです。
土地としては100点満点なのですが、このような土地はあると思いますか? 実際には無いのです。
なぜ無いかというと、それは売主さんが「できる限り高い価格で売りたい」と思っているからです。可能な限り、高い価格で値段づけをします。
後は、その土地を買いたいと思っている人が何人いるかどうかですが、資金的に余裕のある人からドンドン購入していきます。
そしてしばらく時間が経っても売れない場合のみ、価格が下がるチャンスが出てきます。
でも、みんなが住みたいと思っている条件の良い土地は、価格が下がる前にほぼ売れてしまいますので、相場より安くなることはありません。
そういう意味で、全ての条件を満たしていたとしても、価格が割高になっていたりします。
ですので、全ての条件を満たし、かつ価格が安いという掘り出しものの土地、100点満点の土地は、存在しないのです。
希望のエリアに土地が2件見つかったとします。
土地の大きさは同じ。環境もそれほど差がなく、立地条件はほぼ同じ。
1つの土地が1,200万円。そしてもう1つの土地が1,000万だったとします。
この場合、みなさまだったらどちらの土地を購入されますか?
もちろん、1,000万円の土地ですよね。
でも、ここで注意しなければならないことがあります。
それは、「最終的に建物を建て、生活できる土地になるまでの価格も考慮する」ということです。
具体的に言うと、下記のような項目をチェックし、建物を建てるのに適した土地なのか、建てられる状態までにかなりのお金がかかる土地なのかを確認することが必要なのです。
基本的にみなさまが住みたいと思う、利便性や環境の良い土地は、他のお客様も住みたいと思っておられます。
こうした土地は、チラシやインターネットにオープンになる前に、大抵の場合、業者さん同士のネットワークの中で売れてしまっているケースが圧倒的に多いです。
ですから、どれだけ待ってみても、人気のエリアの土地は一向に売りに出されないこともあります。
どうしても人気エリアの土地を購入したい場合は、どうすればいいのでしょう?
それは、たくさんの実績がある不動産会社さんや住宅会社さんの中で、信頼できる会社の担当者の方に相談することです。
その際、「こういう条件なら買います」という、買う条件をしっかりとお伝えしましょう。
買う条件が明確であれば、不動産会社さんは情報を出してくれやすくなります。
もちろん人気のエリアでは、土地が相場より安く売られることはないことも、理解しておく必要があります。
そして、住宅会社さんや不動産業者さんから土地の情報をいただいたとき、必ず現地に見に行って、買うか買わないかの判断を伝えましょう。
本気で探しているお客様のところは、自然に良い情報が入るようになってきます。