子育てを楽しむ家

何かと忙しい子育て家族の強い味方になってくれるのが、
効率のよい家事動線です。おすすめは、
キッチンを中心にぐるりと回遊できるレイアウト。
左右どちらからも行き来ができ、動きに無駄がありません。
さらに、キッチンのすぐ横にパントリーや家事室を設けたり、
ランドリーや浴室とつながる動線をつくれば
家事の時短にもなり、家族で過ごす時間を増やせます。

子どもが自然と動く習慣をつけるには、間取りも重要です。
たとえば、玄関の近くに手洗いを設けることで、
帰宅後、うがいと手洗いができるようになったり、
キッチンを並んで作業できる広さにすることで、
パパやママ、子どもたちと楽しく家事を分担したり、
意識しなくても家族のリズムが心地よく整います。

リビング周辺にスタディコーナーをつくると、
家族に見守られながら勉強でき、自然と学習意欲も高まります。
また、子どもの作品を飾るギャラリーコーナーや、
音楽や本に触れ合える家族共有のライブラリをつくるなど、
ちょっとした工夫も子どもの興味や好奇心を育みます。
無垢材などの自然素材を取り入れるのも、
子どもが健やかに育つ環境づくりに効果的です。

使う場所に片付ける場所をつくるのが、
片付く家づくりの鉄則。リビングのファミリークロークに
子どもの着替えやおもちゃを収めたり、
玄関の「おでかけ収納」に、コートや三輪車、
アウトドアグッズを見えないように仕舞ったり、
元気盛りのお子さんがいても、
すっきり片付く住まいのコツをご提案しています。