福井県福井市の住宅工務店。
子育てに理想の家、新築、リフォームなど、幅広く対応しています。
世の中には、家を建ててくれる会社が星の数ほど存在しています。
人生の中で何度も家を建てることができれば、どんな会社がいいか経験を通して勉強できますが、多くのご家族さまにとって、家づくりは一生に1回の1大イベントです。
ですから、どこに家を建ててもらうかを決める前に、業者さんの見極め方を知っておく必要があります。
では、どんな業者さんがいいのでしょう?
テレビCMや雑誌広告で宣伝をたくさんしているところ?
全国にいくつも支店を持つような大きな会社?
業者さんを選ぶということは、自分たちの一生の住まいを託すということ。
ブランドや知名度よりも、もっと本質的な部分を見て判断することが必要です。
業者さんを見極める際のポイントとして、下記の点が挙げられます。
地元で長年、住宅の実績があるということは、それだけ地域の信頼を得ているということです。また、地元で長年、家づくりをしているということは、それだけ地元のいい職人さんがついてきている、ということですから、技術的に見ても安心です。
その会社の本質的な部分は、そこで働いている社員さんが最もよく分かっているものです。
自分が家を建てるとき、自社で家づくりをしているかどうかは、その住宅会社の本質をあらわしていると思います。
営業マンがどれだけいいことを説明しても、会社の家づくりや仕事に対する姿勢は、現場や事務所に出るものです。
必ず、その会社の現場や事務所を見てみることをお勧めします。
会社や事務所がもし雑然としているのであれば、仕事が雑、アフターも雑という可能性があります。
どんなにいい家を建てたとしても、建てた後の毎日の生活が住宅ローンの返済でしんどいようであれば、お客様は幸せな日々を送れないと思います。
こうしたことがないように、家づくりに関して建物や土地以外の諸経費・諸費用の話をしっかりとしてくれる会社かどうかをチェックしましょう。
「うちは坪単価○万円ですよ」「○○○万円あればマイホームが建ちますよ」というセールストークをする営業マンもいるはずです。しかし、それは住宅の基本価格であって、最終価格ではありません。
建物の金額のことや住宅ローンのことだけでなく、本当に必要な「総額」で話してくれるかどうかが大切なのです。
住宅会社の保証は、どこも同じかというとそうではありません。
すべての新築住宅は、住宅品質確保促進法という法律によって、10年間の瑕疵担保が義務付けられています。
これは、住宅の基本構造部分(柱や梁、土台や基礎など)と雨水の浸入などに関して、完成引渡し後10年間の間に瑕疵(=欠陥)があった場合に無償で保証を義務付けしているものです。
上記以外に、住宅会社によってはさまざまな保証やアフター制度を設けているところもあります。
具体的には、以下のような内容があります。
住宅会社によって、保証している期間や範囲は異なりますが、こうした保証やメンテナンスのお話をした際、制度や考え方がしっかりしている会社は、それだけ信頼できると考えていいでしょう。
逆にこうした話になったときに、営業マンが「確認してみます」という回答ばかりの会社は、しっかりとチェックした方がいいと思います。
いい仕事をしてくれる会社かどうかを見極めることは、家づくりをする上でとても大切なことです。
仮に、たくさん値引きをしてもらったとします。
その時は安くしてくれていい会社だと思うかもしれません。
しかし、家を安く建てられたとしても、住んでいく中でクロスに亀裂が入り、床鳴りがして、ドアの建て付けが悪くなり、結露もすごいとしたら、どうでしょうか?
絶対に幸せな楽しい毎日は過ごせませんよね?
ですから、契約前に住宅会社の工事品質を見極めることがとても重要なのです。
住宅会社の工事品質をチェックする際のポイントは、下記の通りです。
「第三者機関のチェックが入っているか?」「施工マニュアルがあるか?」など、制度的なものももちろん大切ですが、最終的な工事品質は、やはり人で決まります。
どれだけ立派なマニュアルが存在しても、それを活用する人間に問題があれば効果なしとなってしまいます。
ですから、事務所を訪れて見学したり、現場の中や敷地を見たりすることで、いろいろと見えてくることがあるのです。
そして、そうした部分がキレイな会社は、仕事に対する姿勢が素晴らしいということ。
安心していいと思います。
失敗したくない家づくりをどの業者さんにお願いするか?
このとても難しい決断について、最終的に選ぶ基準として重要なのは何か?
簡単には言えないことですが、大切なのは相性、
担当者やその会社とお客様との価値観の一致、ではないでしょうか?
家づくりは皆さんにとって、一生で最も高額なお買い物になるでしょう。
特に注文住宅の場合はすでに完成した状態の建売住宅と違い、契約時に手にできるのは図面と仕様書、見積書という紙ベースのものだけです。
契約後に業者さんと一緒につくり上げていくものになります。
そこにまず何が必要かと言えば、同じ価値観を共有し、同じ想いで家づくりに向かう、両者の信頼関係だと思うのです。
家づくりはお客様との共同作業なのですから、いい家をつくるためには、担当者や会社との相性は絶対に合っていてほしい。
家が一生ものであるように、お客様とのお付き合いもずっと続くのですから。
価値観の合う担当者。
考え方に共感できる会社。
こうした基準で、家づくりを依頼する先を決めることが、とても大切だと考えています。